シースルー型の薄膜太陽電池に期待


化石燃料や原子力によらない,再生可能エネルギー(自然エネルギー)のさらなる活用が進められています。太陽電池は「メガソーラー」のように大規模なエネルギーファームの建設が進められるほか,時計や電卓をはじめ身近な電源としても普及度・知名度はトップクラスです。

太陽電池といってもシリコン系・化合物系・有機系・量子ドット系,など仕組み別にみても色々なタイプがあり,性能向上が進められていますが,最近みかけてイイナ!と思ったのがシースルー型薄膜太陽電池です。

 

Heliatek社の薄膜太陽電池のプレスリリースにはなにやらセレブな雰囲気の写真が…。

シースルー,ということでお分かりかもしれませんが,この女性がよりかかっているガラスの緑色っぽい部分が全部太陽電池になっているそうです。これは有機系の太陽電池で,緑色がかった色ガラスのような見栄えになるようです。しかも,透明度や色合いも要望に応じて調節可能らしいのが夢が広がります。

気になる性能面も,低照度や高温下でも効率が落ちにくいため,冷却不要なうえ,フィルムを設置する角度を細かく気にする必要も無く,曇りの日・北向き・朝・夕といった控えめな明るさであってもあまり効率が落ちないという点がアピールされています。

 

国内勢ではシャープが自社の製品を工場で大々的に使っているようで,

亀山第2工場のカーテンウォールは、窓のような太陽電池で採光しながら発電もしています。

シャープ亀山第2工場はガラスがずらっとシースルー型の薄膜太陽電池になっており,窓として明かりをとりこみつつ,発電も行い,遮光効果によって冷房コストも下げられる,と一石三鳥な感じでアピールしています。

光を透過させているので,純粋な変換効率では他のタイプには及ばないかもしれませんが,ガラス窓を置き換えて導入していけるのが魅力的。日本中のビルの窓がこれになったらどのくらいの電力がまかなえるのでしょう。低コスト化と耐久性の向上に期待です!

 

西日が暑い shimakid のデスクサイドの窓もこれにならないかな。

 

[Heliatek, SHARP]

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