Ricoh Theta SC vs Xiaomi Mijia Mi sphere 写真比較!

前回に引き続き、コンシューマー向け360°カメラのメジャーどころ Theta SC と、国内未発売ですがかなり優秀な Mi sphere で撮影してみました。

対応機種がかなり限定されるために Googleストリートビューアプリから auto 撮影しかできない Gear360 (2016) は比較から外したので、Theta SCMi sphere の比較で、1. 夜の屋内写真、2. 日中の屋内写真, 3. 日中の野外写真 の3種類の撮り比べをしています。

今回はすべて Roundme.com のツアーとして公開しています。Mac/PCからご覧の方は全画面表示での比較をおすすめします。
ツアー内には、触るとコメントなどの情報が表示されるホットスポットも設置しています。
画像ごとの比較や私の所見は、パノラマをぐるぐるしながらご自身の感覚を確かめた上でホットスポットの内容もチェックしてみてください。

#スマホからだと画像ごとのタイトルが切れてしまってわかりにくいようです(解決策を探していますが、フォントサイズなど変更する方法がなさそう)。

1. 夜の屋内写真比較

2. 日中の屋内写真比較

3. 日中の野外写真比較

まとめ

解像力:今回はいずれのテストでも Mi sphere が長辺約7Kの画像サイズの大きさを活かしてよく解像していました。前回の比較では妙にぼやけて写っていたせいで長辺5K画像の Theta にディテールで大差無い(むしろ負ける)という番狂わせにあった Mi sphere でしたが、本来の性能はこんな感じなのでしょう*。

ダイナミックレンジ:Mi sphere が優秀。暗部はつぶれず、それでいて空などのハイライトも Theta 同等以上に粘っていま。屋内写真での明るい野外の描写を両立しようとすれば HDR 撮影が必要になりますが、Theta の HDR 写真は色合いがかなり独特のものになってしまうので常用はしづらい。Mi sphere も HDR 機能が後日追加予定とされているので、そちらにも期待したいところです。

スティッチ精度と周辺部画質:両者ともかなり精度はよいものの、Mi sphere はスティッチ面付近でスティッチエラーが見えることがありました。一方で、スティッチ面付近の画質低下は Theta のほうが顕著。スティッチエラーがなければ Mi sphere が全域にわたって高画質ですが、スティッチの安定性では Theta に譲るといったところでしょうか。

*前回の Mi sphere ぼんやり写真も結果は結果なので、特定の条件下でフォーカスがズレたようにぼやけた画像になることがある?というのは記憶の片隅に入れておいた方がよいのかもしれません。調べていますがあまり報告がないので個体差かもしれませんし、もう一つ気になるのは、前回のあびこ観音での写真は Mi sphere で長時間ストリートビュー撮影をした後に連続で撮影したということです。Mi sphere は連続使用でかなり発熱しますので、熱によるコンディションの変化があり得るのか、今後の撮影でも注意してみたいと思います。

Samsung Gear360, Ricoh Theta SC, Xiaomi Miija Mi sphere の写真画質比較


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