Samsung Gear360, Ricoh Theta SC, Xiaomi Miija Mi sphere の写真画質比較

Gear360, Theta SC, Mi sphere の3機種をもって
あびこ観音で簡単な撮り比べをしてみました。

3機種で撮影した静止画を Thetaアプリに読み込んで、Theta360.com にアップロードしたものを下に並べます。機種名の後に、3枚を比較した印象を簡潔にコメント。

2017/09/21 追記: 末尾に Roundme.com のビューワーも追加。Theta 360 より一括で見やすい&コメントが内部に表示できるのが便利なのですが、見やすさはいかがでしょう。

1. Gear360 (2016): フレア顕著、露出のバランスはベター、遠景の解像感良好。

Test: Gear360 (2016) – Spherical Image – RICOH THETA

2. Theta SC: パープルフリンジ顕著、赤玉ゴースト有、暗部が黒に落ちすぎている感。

Test: Theta SC – Spherical Image – RICOH THETA

 

3. Mi sphere: 明るめ、暗部階調を良く保持するが空も飛びきらない(広レンジ)、遠景ぼやけ気味でディテールあと一歩?この時限定・謎

Test: Mi sphere camera – Spherical Image – RICOH THETA

 

生成する画像の解像度は Theta SC がだいたい長辺5K, Gear360 と Mi sphere が 7K だが、今回の比較では Theta は遠景のディテールをみるに大差はないようです。むしろ他のレビューだと細部のディテールも良好とされる Mi sphere がいちばんぼんやりしているような…。

市販の360°カメラはだいたい近景でもっともシャープにピントが合って、遠景ほど甘くなる傾向にあります。もしかすると、Mi sphere ではこれがとくに顕著なのかもしれません。。もう少し近い被写体中心の画像でも比較してみたいところ。

こうしてみると、盛大なフレアさえなければ Gear360 (2016) がかなり優秀に見えます。ちなみに後継機の Gear360 (2017) は 5K 解像度までセンサーが小さくなってしまい写真カメラとしては退化してしまいました。旧機種 の 2016 のほうは海外サイトでは$100くらいで投げ売りされているので、静止画撮影だけ考えるならばコスパ最強かもしれません。惜しむらくは今回も出たような派手なフレアがついて回ることと、なにより Samsung Galaxy の S6 以上でしかアプリが動かないという互換性の無さでしょうか。

私は、ダイナミックレンジの広さと、野外で日陰が暗くなりすぎない点でMi sphere カメラの出力が好みなのですが、今回の比較では細部が甘いのが気になりました。カメラによっては、近景から遠景までのディテール描写力の違いがあったり、連続運用時に高温となると絵が変化してしまうなどのケースもあるようなので今後もう少しテストしてみたいと思います。

各機種の詳細なスペックについては以下の記事参照。

一番高精細な全天球画像が撮れる360°カメラはどれ?(一般向け10万円以下ライン)


2017/09/21 Roundme.com での比較用ツアーを追加しました。

 


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