小さなマグネットのボールをかちかちくっつけて自由自在にいろんな形がつくれるおもちゃ,Buckyballs。類似品も数あるようですが,そのBuckyballsが米国で販売停止になるかも?という話題。Backyballsは小さくて超強力なレアアースマグネットで,誤って小さい子供が飲み込んだりすると消化管の壁を挟んでくっついてしまったりして取り出せず,消化管を穿孔したりして深刻な事態に陥るケースがあるようです。そこでCPSC(米国消費者製品安全委員会)が販売停止に踏み切ったというわけ。
Buckyballs 公式ページではこれをうけて全面的に「Buckyballs は大人向けのものである」というアピールを掲載しています
詳しくは SAVE our BALLS というページに動画がありました。
・子供向け玩具店などで販売していない
・警告も徹底し,製品の5カ所に子供が飲み込むと深刻な傷害や死の危険性があると表示している。
・事故率は極めて低く多くの人は正しく扱っている(事故報告は24件[2ダース]未満,一方でBuckyballは数で言うと約5億個出回っている)
・責任ある大人における事故はない
・ほかにも子供が勝手に使うと危険なもの(薬,包丁,ポリ袋,電池,風船…)は沢山あるのにそれらは規制されない。
・CPSC(米国消費者製品安全委員会)が販売停止を命じたのはこの11年で初めてのことで,それが我々のこの製品であるというのはおかしくないですか?
確かに,子供が使うと危ないものを子供の手の届くところに置かないというのは個々の大人の責任であって,社会としてこのようなものを作ってはならないと規制するほどのことなのかという疑問は残ります。危険なものであるという周知がなされていればあとは大人の責任なのでは。子供こういうの好きだし,子供ができたら捨てるくらいの覚悟でゲットするものかもしれない。家に置かないで職場のデスクに置くとか。
個人的には消費者庁が蒟蒻畑の規制に取り組んでいた時にも同様のやりすぎ感を覚えましたが,これはどうなるんでしょうねえ。
実は前々からこのマグネット欲しかったので,気になるところですね。まだ買えるみたいですが…。
[via Slashdot.jp]