MacBook Pro Retinaディスプレイモデル (Retinaモデル) を Apple Mini DisplayPort – Dual-Link DVI アダプタ経由で 30インチWQXGA解像度(2560×1600) を接続すると,フル解像度の2560×1600で正しく表示できず,半分の解像度で認識されてしまいます。
私の環境は以下の組み合わせで,
・MacBook Pro Retinaディスプレイモデル
・ Apple Mini DisplayPort – Dual-Link DVI アダプタ
・Dell 3007WFP
30インチの大画面に半分の1280×800解像度で表示されるのでこんな感じ。スケールにiPhoneの一部を画面にべたっとして撮影してみました。
粗い!ピクセルデカい!
システム情報でみると,ディスプレイの機種は自動で認識していますが,解像度が半分。ぴったり半分なあたりが Retina対応まわりのソフト面の問題のように思えます。仮に Dual-Link ではなく Single-Link になってしまっていても フルHD解像度オーバーまで使えるはずですから。
同様の問題で悩んでいる人がいないかと検索してみたら,Appe Support Communities に,発売まもない 6/17 日以降,多くのユーザーが同様の問題を報告していました。そして読み進めていくと,アップルケアに問い合わせて解決策を教えてもらった人の書き込みが!
Retinaモデルでは,システム環境設定>ディスプレイ で「サイズ調整」をクリックすることで複数の解像度を選択できる新UIが採用されています。この「サイズ調整」を “Option” キーをおしながらクリックすることでデフォルトでは表示されていない 解像度(おそらくそのtディスプレイで表示できる一通りの解像度)が表示されるというのです。
すると
じゃーん,でました 2560×1600 !!これをクリックして無事にくっきりはっきり大画面。
Retinaモデル向けに調整された解像度設定では「ディスプレイに最適」が自動で設定されるほか,「サイズ調整」で最適解像度から前後数段階を選べるようになっています。Retinaの内蔵画面ではバッチリ調整されているのですが,外付けの画面は機種を認識はすれ,dpiに応じて適切な解像度をサジェストできないケースがあるようです。丁度実際の解像度の半分が選ばれていたことから,WQXGAがでかすぎて Retina扱いしちゃったのでは?とも思えますが…なんにせよこれで2画面でガンガン使える!