最近のMacはマルチタッチ対応のトラックパッドやマウスによるジェスチャ操作がOSの基本操作レベルで組み込まれており,MacBook や iMac シリーズではさらさらツルツルなガラス製マルチタッチトラックパッドをメインのポインティングデバイスにしています。
私もその操作感と機能性には大満足しているのですが,仕事用に使っているWindowsソフト(VMware Fusionを使ってMac上で利用)が「マウスの左右ボタン同時押し」を要求してくるので,なんと面倒な!と思いつつも久しぶりに古典的な汎用マウスを購入することにしました。
Apple純正のポインティングデバイスはむかーしと違ってちゃんと右クリックできるのですが,1つのボタンとタッチパネルの入力をあわせて,タッチする場所や指の本数で右クリックと左クリックを区別しているため,左右同時押しという入力がそもそも不可能なのです。
そこで,
- 安価であること
- モバイル向きであること
- 手に馴染む形でストレスがないこと
あたりを気にしながら札幌駅前のヨドバシカメラで選んだのが ロジクール ワイヤレスマウス m325。こんなのです。
パッケージ。値札がついたままですね。購入時の価格は1400円でした。
パッケージ下部に製品の特徴が書いてあります。
18ヶ月の電池寿命,正確なスクロールホイール,レーザーグレードトラッキング(LGT),快適な手になじむシェイプ,表面加工されたラバーグリップ
ワイヤレスマウスで,コンピューター側にUSBのコンパクトなレシーバーを取り付けて使います。レシーバーのいらないBluetooth製品だとなおモバイル向けな感じがしますが,値段がはるので今回はパスでした。このくらいの大きさだとMacBookに付けっぱなしにしても問題ありません。unifyingレシーバーは1つのレシーバーで他の対応Logicool製品を複数台接続できるというもの。キーボードなども導入する場合にはUSBポートの節約になりますね。
パッケージを開封して内容物を取り出しました。
左側の台紙の中には取扱説明書などが入っていました。
マウス本体の下には矢印の形のぺらっとしたものが飛び出しています。これは内蔵した電池が消耗しないように絶縁しているもの。このままだと使えません。ひっこぬきましょう。
矢印をひっこぬいてマウスの裏側の電源をオンにするとてっぺんも動作ランプが点灯しました。しばらくすると自動消灯します。
マウスの形状は「世界でもっとも売れているシェイプをベースにしており、快適な手になじむシェイプと表面加工されたラバーグリップにより楽に操作することができ、長時間使っても手が疲れません。」といううたい文句どおり持ちやすいと感じました。左右ボタンに置く人差し指中指が自然にマウスに添うような表面の曲面が良い感じだし,本体側面のグリップもつかみやすくくぼんでいて,ラバーの摩擦が安定感を与えてくれます。ラバー表面は微妙にでこぼこのパターンになっていてベタベタしません。これが表面加工の威力か!
スクロールホイールの表面も側面と同様の表面加工されたラバーが配されており,車輪のような感じ。回してみると,抵抗の控えめな細かい刻みが感じられます。実際にWebページなどでスクロールを試してみると,1行ごとのスクロールから,えいやっと勢いをつけて一気に長いスクロールまで自在にできて良い感じ。勢いを付けると指を離したあともある程度慣性で回ります。
Macではいまいち活用していませんが,低価格ながら左右のチルト機能もあり,ブラウザの進む戻るに使ったり5ボタンマウスとしてフルに活用できるみたい。
裏側。電源ボタンとセンサー部,切れ目の下側は,くぼみを手がかりにスライドで取り外して電池交換できます。レシーバーの収納スペースもここに内蔵されているので,持ち運びや使わないときに小さいレシーバーをなくしません。
使い心地良好
USBレシーバーを差し込めば瞬時に反応するし,持ちやすいし,1000dpiのセンサーはレーザーグレードトラッキングと謳うだけあって,マウスパッド無しでもデスクの上でストレス無く使えています。全体として,1400円でこれだけ使い勝手のよいマウスが手に入って大満足というところです。